ブルンジ共和国は、ルワンダ・コンゴなどに接する中部アフリカの国で、世界最貧国の1つ、世界で2番目に貧しい国といわれています。
ツチ族とフツ族の民族対立による争いで、経済は壊滅し1993年からの紛争では30万人の命が失われ、40万人のフツ族が難民として国外に逃れました。
また、内戦中1万4千人もの子ども兵がこの紛争に関わっており、内戦終結後、この元子ども兵や孤児は、1日1ドル以下で生活する最貧困層に陥りました。彼らの自立・社会復帰は、ブルンジにとって重要な課題となりました。
そこで、アジア・アフリカでこれらの問題に取り組んでいる、認定NPO法人テラ・ルネッサンスの活動に共感したオンズホールディングスは、ブルンジ共和国に元子ども兵等に職業訓練や基礎教育を行う、「オンズ自立支援センター」を設立しました。
隣国ルワンダでの民族対立の悲劇は、世界中で注目されましたが、メディアにほとんど取り上げられていないこの国にこそ、支援が必要だと感じました。
2014年に完成した「オンズ自立支援センター」では、最初の職業訓練にハチミツの生産を選びました。ブルンジでは、ハチミツが医薬品や栄養価の高い食品として重宝されています。
「現地の人々が生産技術を身につけ、それを現地の産業として根付かせることで、労働者は自ら収入を得て生活ができるようになります。現地で生産→販売→消費する“地産池消”が大切なのです。」(テラ・ルネッサンスWebサイトより引用)
開始から半年後には、ハチミツが生産できるようになり販売が始まりました。
ちなみに、このハチミツの名前は「アマホロ・ハニー」。現地の言葉で「平和」という意味です。
オンズグループは、企業としての社会的責任を果たすべく、グループ各社と連携し、環境保全活動や各種社会貢献活動など、CSR活動を積極的に推進しています。 ライフパートナー企業として、末永くお付き合いをさせていただきたいと考える当社だからこそ、CSR活動を通して企業価値を最大限に向上させるよう努めていきます。